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淹れ方

-how to brew-

私は朝、起き抜けの一杯を飲むときに焙煎しておいた豆を挽くことにしています。粉に挽いた時にふわっと香りがたち、優しく起こされているような心地になります。

そもそも、皆さんはコーヒーを家で愉しむのに「豆」から挽きますか?

コーヒーミルをお持ちでなかったり、面倒だったりということで粉で購入される方も多いと思います。私も最初は粉しか買っていませんでした。家で愉しむのに、手間と時間をかけたくないと思っていたからです。そんな方は、豆から購入される必要は全くありません。粉売りで美味しいコーヒーはたくさんあります。ご自身のスタイルに合わせて愉しまれるのが一番です。

私が豆を買うようになったのは、豆を焙煎することで、粉から淹れる以上に自分の好みにアレンジできる幅が広いなぁと思い、手間や時間をかけることが楽しくなったからです。何より挽いた時の香りがよくて、朝の日課になりました。家族の分もミルにかけて粉の状態にするので、しっとりと穏やかな香りが家の中に広がります。高校生になった娘はこの匂いで起きてくるようになりました。

淹れ方について

理論書によると、煎り方に8段階あるように、コーヒーの抽出には17段階あるそう。その辺りのことは専門書をご覧いただいた方が詳しく載っているでしょうから、私が大切にしているポイントをご紹介します。よく行くコーヒーショップのマスターに教えていただきました。

コーヒーの淹れ方には、調べていると「サイフォン」「ペーパードリップ」「ネルドリップ」「プレス」、などなどあるようですが、私の場合、独身の頃に家でコーヒーを淹れ始めた頃からペーパードリップです。サイフォンで淹れるのも憧れますが、その頃はそんなに興味がなかったから、というのが大きいですね。もう染み付いてしまって、今の所変えようとは思っていません。

10年ほど前、キッチンを新しくした時に、ドリッパーも新しく揃えようと思い、ハリオのV60を購入しました。それまではカリナの4つ穴のものを使っていたのですが、ハリオのドリッパーはすっきりした味になりやすいと思います。( 参照サイト:amazon


○ドリッパー、サーバー、カップを温める。
オーブンの設定と同じで、蒸らす前に器具を温めておくと蒸らす間の温度変化が少ないので均一に蒸らすことができます。粉をセットする前にドリッパーとサーバーに温め用のお湯を注ぎ、軽く回して全体を温めたら、それをカップに移し替えます。冬場などはこの一手間をするだけで淹れたての香りや風味がぐんと変わります。


○蒸らし
少量の湯を粉全体に滲み込ませる作業です。そうしてしばらく置くことで、濾過槽を作り、お湯が全体に行き渡るようにします。「お湯を注ぐ」というよりも、乾いたコーヒー粉に「お湯を染み込ませる、滲ませている」ようなイメージです。

20秒〜30秒ほど。お湯が行き渡ったら、細かい泡が表面に浮いてきます。泡が消え、ボソボソと穴が開いてきたら蒸らしが完了です。この時数滴ドリッパーからポタッポタッとコーヒーエキスが滴る程度が目安です。

そうしたら、残りのお湯を真ん中に落としていきます。
「膨らんだら休んで、沈みかけたら注ぐ」これを30秒ほど。
最後に、のの字型に残りのお湯を注いでいきます。

ここで、薄めですっきりした味が好きならお湯を注ぐスピードを早めて、逆に重くしっかりとした味がよければゆっくりとお湯を注ぎます。
このサイトでは詳しく解説してくれています。(参照サイト:NEXT WEEKWND


濃いめがお好きな方
豆の量を増やす or 豆の挽き方を少し細かく or 時間を長くする


薄めがお好きな方
豆の量を減らす or 豆の挽き方を少し荒く or 時間を短くする

お湯を注ぐスピードは早ければ早いほどスッキリとした味に、ゆっくりだと濃いめの抽出となるので、お好みで調整してください。

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